勉強嫌いの子供に勉強を好きにさせるの方法とは?
記憶。
脳は実は一度に多くのことを記憶することができません。
①経験記憶 危険を回避するために大切な絶対に忘れない記憶。
②知識記憶 自分の意思で覚えようとした記憶。
何度もなんども繰り返して学ぶことにより、
だんだん定着していく記憶ですね。
③方法記憶 身体で覚えた記憶。
小さい頃、自転車に乗る練習がまさにこれです。
時間はかかるけど、一度覚えてしまえば
どんなに時間が経っても身体が覚えていて忘れない記憶のことです。
先日、脳の盲点についてお話ししました。
まだの方はこちらをご覧ください。
人は見たいものだけを見て、知りたいことだけを理解するという作業を脳の作用によって勝手に行っているんですね。
そして、起きている時に経験したいろんな記憶を、私たちが寝ている時間を使って、過去の体験や記憶と照らし合わせて整理して、脳の中にファイリングしていくのです。そして、またそれと似たような体験をした時に、それが「良い記憶」のファイルに入っていたなら、あなたはそれを心地よく感じ、「悪い記憶」にファイリングされていたら、あなたは同じことを体験しても、それを居心地悪いと感じるのです。
ですから、せっかくの体験を記憶として定着させるために睡眠がいかに大切かわかりますよね。。
そして、記憶するコツとしては、何度も何度も繰り返し体験する。または、とても大きな衝撃で体験する。のどちらかです。
ですから何かを学ぶ時は、焦らずに、自分のペースで、楽しみながら記憶する。体験することが大切になるんです。
子供の勉強だってそうですよね?
勉強しなさい!宿題しなさい!と口やかましく言われ続けると、子供の中には、
勉強=叱られる種。という記憶がファイリングされていきます。
そうすると、勉強をやろう!と思うたびに、気持ちが重たーくなるのも無理はありません。
だからやらない。怒られる。仕方なくやる。でもまたやらない。怒られる。さらにやりたくなくなる。。。。。という悪循環のループに入っていきます。
勉強をいかに楽しい雰囲気でやるか。
そもそも勉強は楽しいことなんだ!とどう体験させるか。
それが親の私たちにとって大切なこと。なのかと思います。
別に机に座ってやらなくても、寝っ転がって宿題やってもいいんです。
それが、その子供が一番ラクで楽しい姿勢なら。(学校ではマズいでしょうが。。笑)
事実、大人になってわかりますが、勉強すること、知らないことを知るということは、とても楽しいですよね?
でも、子供たちは、勉強=やりたくないけどやらなければいけないこと。
と感じるから、やりたくなくなってしまっているだけ。。。
要は脳のファイリング、イメージの問題。
台所で、お料理の手伝いをするのもそうですね。
500グラムの倍の小麦粉の量は?1000グラム。1000グラムは1キログラム。
というのも立派な算数の勉強です。
特に親と一緒に、楽しい感情とともに体を使って覚えた記憶は机の上で覚えた記憶の何倍も効率的に定着します。
せっかくの育児(育自)の時間を私たち親も子供たちと一緒に楽しみましょう!