赤ちゃんが泣く理由。理由がないことが理由って?
赤ちゃんの夜泣き。。ミルクをあげて寝かしつけたと思ったら、グスングスンとまた泣き始めた。
オムツ OK!
オムツかぶれ、OK!
服の締め付け、OK!
部屋の温度、OK!
お腹のガス溜まってなーい、OK!
便秘無し、OK!
では何?なんで泣くの?
これ以上、この子は私に何を求めてるのーーーーー????
とパニックになりますよね。
環境的には泣く理由が見当たらないのに、赤ちゃんが泣いている場合、
その理由はとてもシンプル。
泣きたいから泣いてるんです。
脳科学的に言うと、泣く、という行為は、脳にとってはとても気持ちがいい浄化作用でストレス解消になるんです。
涙には、ストレスが溜まった神経を緩和する脳内モルヒネの一種が含まれていることがわかって来ています。
あなたも、何か悩みや悲しいことがあって、または、ドラマを見ていて涙を流すと、その状況は改善されていなくても、
とりあええず、気持ちが解放されホッと落ち着いた気持ちになったりしませんか?
あれが脳内モルヒネの効果なのです。
赤ちゃんが、抱いてもあやしても、何をしても泣きやまない時、
それは、あなたが、わーッと声をあげて泣いてストレス解消するように、
ただ泣いてスッキリしたくて泣いているんです。あの脳内モルヒネを思い出して。
それは、あなたが、今日は泣くぞー!っと録画しておいた悲劇のヒロインが出るドラマを、ビールやつまみをセットして臨戦態勢で見るような感じ。
そんな時に、いちいち横から見当違いなことで話しかけてこないでほしいですよね?
そっと泣かせてほしいですよね?
赤ちゃんも全く同じ。
ただママやパパ、誰か大人の大きな胸に抱かれて泣かせて欲しいんです。
脳内モルヒネを分泌させていい気持ちになりたいんです。
だから、そんな時は、思いっきり泣かせてあげましょう。
優しく背中をトントンしながら、抱いてあげる。
もしくは、ママの気分転換も兼ねて、抱っこ紐やベビーカーで夜中のお散歩に出かけてみるのもいい。
あなたが、思いっきり泣いたあと、すっと落ち着くように、赤ちゃんもスッキリしたところで泣き止みます。
抱き癖を悪いと言う方もいますが、周りの大人が可能な限りで抱いてあげればいい。でも、大げさにあやす必要はない。ということです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、一見、ただ寝ているだけに見えますが、お腹の外の世界を五感をフル回転させて、ものすごい勢いで感じ学んでいるのです。あー見えてストレスが多く忙しいんです。そりゃー、泣いてスッキリしたいこともありますよね。
赤ちゃんがホケーッと何かに見とれたりするようなことがあれば、「できる範囲でいいので」、ぜひその時間を一緒にゆっくり感じてあげましょう。
こんな時、働くママは、「そんな時間なんてない!私は母親失格だわ。」なんて思う必要はコレっぽっちもないです。
なぜなら、母親のストレスが一番赤ちゃんに伝わるからです。
働きたい人、働かないといけない人は、働けばいい。
働くより、家で育児に専念したい人はそうすればいい。
自分は何をしたいのか?やりたいのか?
それを自分の心に聞いてみてください。聞こえなければ何度も何度も聞こえるまで。。。
そして、あなたがストレスがなく「幸せを感じれる状態」を作ってみてはいかがですか?
そうすると、ママの「幸せ感」が赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんは安心して眠るでしょう。
赤ちゃんが寝るためにっていきなり仕事を見つけようとしなくていいですから、
まずは日々の生活から、自分は何が飲みたい?コーヒー?紅茶?水?ジュース?
といったところから、あなた自身の気持ちに耳を傾けて、それを満たし、幸せを感じてみてはいかがですか?
私たちは幸せになっていいんです。
無意識で、幸せになるためには頑張らないと!って信じていませんか?
幸せを感じるためには、自分をホッとしてあげること。
自分が幸せになることに許可を出してあげること。
です。
参考図書;「しあわせ脳」に育てよう! 著;黒川伊保子