骨盤底筋群を鍛え、ホルモンバランスを整える超簡単な方法
呼吸が浅いと、骨盤底筋群は弱っていきます。
呼吸をする時に動く横隔膜と骨盤底筋群には、とても深い関係があるからです。
横隔膜の機能は、呼吸の筋肉としてとても大切なのはご存知の方も多いと思います。
息を吸った時に、横隔膜が収縮して下に下がり、吐いた時に緩んで上に引き上がります。この横隔膜は、「腹膜」という幕に覆われています。
腹膜の役割は、サランラップのように内臓をクルっと覆い、それぞれの臓器を支持したり、隔てたりすることdす。そして、横隔膜から下の臓器全体(胃、腸、子宮、膀胱等)
を覆っています。
横隔膜が収縮したり緩んだりすることで、内臓も上下に動くんですね。
そうすると、横隔膜が緩んで上に引きあがると、子宮や膀胱などもちょっとだけ上に引っ張られるように動くんです。
つまり息を吐く時に、横隔膜が緩んで内臓全体が上に引きあがる時、骨盤底筋群も一緒に上に引き上がりやすくなるんです。
ということは、骨盤底筋群をしなやかにするためには、深い呼吸=腹式呼吸を腹式呼吸がとても簡単!かつ有効なんです。
これなら、忙しいママだってできますよね?
赤ちゃんに授乳している時、今までだったらスマホを横目にチラチラ見ながら、テレビを見ながら、、、。だったかもしれませんが、それに加えて、ぜひ腹式呼吸をするようにしてください。
腹式呼吸は、骨盤底筋群を活性化するだけでなく、血流を体の末端まで届け、自律神経のバランスを整え、ホルモンバランスを整え、肌の調子を良くし、便秘を治し、、、、。と言い出したらキリがないくらいの効果が沢山あります。
寝る前に5分やろう。とかしていると、なかなか習慣化できませんから、授乳の時、お風呂に入った時、テレビがコマーシャルの時。おトイレに座っている時、電車の1区間。エレベーターに乗ってる時等々。。。
「ながら」で行うようにしましょう。
「ながら」が一番効果が高いんです。
なぜなら、毎日ちょっとずつできますよね。
そして、腹式呼吸をしている時って、意識が呼吸にあるので、心を「今」に持ってこられるんです。
過去の記憶や未来の不安に心が揺れ動く暇がない。。
なぜなら、「今」には、満たされているという感覚しか存在しないからです。
人の感情が動く時、特にネガティブに動くときは、あなたの心は過去か未来にあるからです。
その過去の記憶を元に良い悪い、好き嫌いを判断し、未来に心を飛ばすことで、見えない未来(当たり前です。未来だから。)に不安を抱く。
意識が「今」にあれば、そこにあるのは、呼吸の音と我が子のおっぱいを加える姿だけ。
そこに良い悪いも存在しないんです。
ただそこにある。
それだけです。
これがわかるようになると、普段の生活でいかに自分の意識が、心が、あっちこっちに飛び回っているかに気づくでしょう。
自分の今の体を眺めることもなく、自分をないがしろにして、いかに外ばかりに気をとられているかを。
腹式呼吸は、身体的に骨盤底筋群を活性化するという素晴らしい効果があるだけでなく、
自分に帰る。自分を癒す。
という精神面でもとても有効かつ簡単な方法なのです。
ぜひ、あなたの生活のワンシーンに、腹式呼吸を取り入れてみてください。