骨盤の歪みの原因は、産後のアノ座り方にあった!
そもそも骨盤てどうして歪むの?
いろんな要因が考えられますが、最も根本的な原因は、
筋肉の偏った「こわばり」です。
出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするために、
骨盤は全開となります。
そして、産後直後から、右、左、右、左と、
左右交互に少しずつ閉じていきます。
この時、ジッと仰向けに寝ていられれば、
骨盤は綺麗に左右対称に閉じていくわけです。
でも、私たち、おトイレにも行くし、ご飯も作るし、
産まれた赤ちゃんに早速授乳しないといけないし、、、。
どうしても動きますよね?
動かないわけにはいかないですよね。。。
この動いた時に、骨盤の規則的な閉じを妨げて、
場合によっては左右の閉じ方が違ってしまい、
それが歪みへと繋がっていきます。
では、どうすればいいのでしょうか。。。
そう、産後はできるだけ、ジッと寝ていることがとても大事になってきます。
それも右左と横を向いて寝るのではなく、仰向けで寝ていることです。
昔から床上げ1ヶ月。と言いますね。
これは、1ヶ月は、なるべく静かに寝ていましょう。
ということです。
出産が、女性に与えるダメージは、交通事故にあったのと同じくらい。
と言われています。
そのぐらい、女性の体に対するインパクトは凄まじいんです。
たかが出産、されど出産なのです!
なので、とにかく可能な限り寝ていること。
そして、骨盤が静かに閉じていくのを邪魔しない。ということです。
少し動いたからって、そこでガクッと歪むわけではないので、
なるべく左右対称でないポーズはしないように心がけましょう。
例えば、産後のママがやってはいけないポーズ第一位!は。。
お姉さん座りです。
床に正座をしてから、足を崩し、
両足をどちらか片方へ流し、お尻を床に置く座り方。
これはよくやりますよねーーー。
でも、これ、せっかく左右交互に閉じようとしている骨盤を歪んで閉じさせてしまうんです。
産後ママがやってはいけないポーズ第二位!
おままごと座りです。
これは正座から足を崩し、両足のふくらはぎを外に出して、お尻をモモの間の床に落として座る座り方。
よく、女の子がおままごとする時とか、座りますよね。
出産時、骨盤は開きますが、特に骨盤の下部が開きます。
そして、その骨盤の下部が閉じていくのですが、
このおままごと座りをしていると、骨盤の下部を開いて座っているため、
せっかく閉じようとする骨盤の動きを妨げてしまうのです。
よって、骨盤が閉じきれずに固まってしまうのです。
これによって、骨盤底筋群が引っ張られたまま隣、産後の尿もれが長く続いたり、
内臓を支えている骨盤底筋群が弱いため、内臓が下へと下がってきて、
下っ腹が出る。という状態になるわけです。
産後ママがやってはいけないポーズ第3位!
足を組んで座る。
これは、椅子に座った状態で、片足をもう片足のモモの上にかける座り方。
片方の骨盤が常に持ち上がっていますので、わかりますよね?
歪みます。
授乳の時とか、赤ちゃんがまだ小さいと、ついつい足を組んで、
おっぱいの位置まで赤ちゃんを高く持ってこようとするためやってしまいますよね。
でも、これはダメ!
両足を揃えて、クッションや枕をモモの上に置くなどして、
その上に赤ちゃんをおいて授乳するようにしましょう。
今日は、産後のママがやってはいけないポーズ3つお伝えしました。
この何気なくやってしまう座り方。
出産前から気をつけるようにしましょう。
床に座るなら、正座かあぐら。
椅子に座るときは、両足両膝を揃えて座るクセをつけましょう。
特に椅子に座るとき両膝を揃えるように座るだけで、内腿=内転筋の強化になるため、
骨盤底筋群、果ては体幹の筋肉の活性化にもとても有効です。
そして、産後1ヶ月経ち、床上げしたら、
それからは、ガンガン動いて大丈夫です。
とにかく、産後1ヶ月は、骨盤が綺麗に閉じるように
なるべく静かにしていましょうね。
そして、どうしても動かないといけないときは、骨盤ベルトで骨盤をしっかりサポートするのも有効です。
ぜひぜひお試し下さい。