子供にヨガを教える時は、禁忌ポーズに注意!
アメリカは、今日はキング牧師を祝う祝日です。
みなさん、ご存知の通りキング牧師は、
黒人の差別撤廃を力強くリードした指導者です。
「いつの日か、ここアラバマで、黒人の男の子と白人の女の子が、
同じ給水機から水を飲む。そんな日が早く来ることを願っている。」
と言った演説が有名ですね。
そう、これからの未来を担う子供達のために、子供達が自分を信じ、
勇気を持って生きて言って欲しい。。。そのために、今、私には何ができるか?
そんな願いから私はキッズヨガを教え始めたのでした。
幼児や小学生にキッズヨガを教える時には、とにかく楽しく!
をモットーにやっています。なぜなら、この時期は、身体的、
精神的にも子供がヨガから受け取る効果は計り知れません。
でも、それを大人ヨガクラスみたいに、自分の作ったメニュー通りにやって、
でも、子供の目が死んでいて、「やらされてる」感満載では、吸収力も落ちます。
子供時代のキッズヨガの目的は、
子供達の心に、ヨガというタネを植えることです。
ヨガは楽しい!
という記憶さえあれば、
彼らが10代、大人となり、自分の体調や精神が疲れた時、
きっとヨガに戻ってきてくれるでしょう。。
そしてヨガが彼らの心と体を癒すでしょう。
でも、楽しければいいとばかりに、子供の解剖学的な知識もなく教えるのは非常に危険です。
子供にはやっていいポーズ、避けるべきポーズがあります。
体の大きさに対する頭の大きさは、子供の方が大人に比べて大きいです。
だからバランスのポーズを取るのが大人より難しいんですね。
子供の頭は大きい一方で、首は丈夫ではありません。
首の周りの関節も筋肉もまだまだ未発達です。
そのため、首に過度な負荷がかかるような急な頭の動きは、首を痛め、脊髄損傷を与えてしまう可能性もある。
ということを重々分かっていることがとても大事だと思います。
特に4−8歳児に教える時は、頭に体重がかかるような
ヘッドスタンドのポーズなどは避けましょう。
また、立ってから前屈のポーズに入る間とでるあいだは、
必ず、胸に顎を引くように子供たちに声をかけましょう。
体を反る後屈の時は、頭を後ろへ落とすのではなく、
前を見たままでいるようにといいましょう。
例えば、キャット&カウのポーズのカウのポーズでは、
あまり首を反って真上を向かないように声をかけましょう。
膝の関節は、非常に繊細で、過度な負荷がかかると、
子供の成長に関わる成長板を損傷する可能性もあります。
そのため、
木のポーズをする時は、
右足を左足のウチくるぶしの横につけて立つか、
または、左足のモモの内側付け根まで上げるかどちらかで、
左ひざの内側に右足を引っ掛けるように置くのは、
膝に過度な負担がかかりとても危険なので、注意しましょう。
また戦士のぽず1番や2番の時に、前に出した膝が内側に傾くと、
膝関節に負担をかけるので、膝の向きにも注意をしましょう。
子供の体は柔軟だから大丈夫!
と思っている方も多いですが、
それは決して関節や筋肉が強いからではありません。
怪我のリスクのない、安全で楽しいヨガクラスをしていきたいです。