キッズヨガクラスで子供が全然集中しない時の対処法。
キッズヨガを初めて教える頃って、やはりドキドキしますよね。
相手は子供。大人のようにいうことを聞いてくれない。
つまんなかったら、さっさとヨガマットからどこかに行っちゃうし。。
本当に正直です。苦笑
でも、もしあなたのクラスで子供が全然集中しないで、教室内をウロウロ’してても安心してください
ウロウロしてるからって、その子がヨガに興味がないわけではないんです。
前にキッズヨガクラスをやっていた時、一人の男の子が全然クラスに集中してなくて、全然ヨガポーズもやってくれなくて、私は、「つまんないんだな。。」と思っていました。
ヨガのクラス進行に影響がないウロウロだったので、私は、
「一緒にやりたくなったらやってごらん。」
と声をかけて、好きなようにさせていました。
そこで、いつもよりテンポよくヨガポーズを次々に入れて、動きが多いクラスにしていきました。
これでヨガマットに戻ってくる子供も多いです。
でも、その子はそれでも興味を示しませんでした。
それで、今度は、「ヨギーが言った。」というゲームをすることにしました。
このゲームは、先生が、「ヨギーが言った。膝を曲げる。」
と言うと子供たちは膝を曲げます。
先生が、「ヨギーが言った。」という言葉を使わずに、
ただ「ジャンプする。」と言った場合には、
先生の言葉は無視して膝を曲げた姿勢を続ける。
というもので、
この時、つい先生の言葉につられて、ジャンプしちゃったら負けです。
このゲームは子供たちは大好き!
それまでヨガに参加しなかった子も、このゲームをきっかけにヨガマットに戻ってくることが多いです。
今回のその男の子も、私がこのゲームを始めるとヨガマットに戻り一緒にやり始めました。
そして、その後は、ヨガポーズを使った「ヨギーが言った。」をやります。
そうすると、その子も一緒にヨガポーズを取り始めたのです。
でも、ヨガマットの上にはいるものの、テキトーな感じでやったりもしてました。
低学年は、ほとんどテキトーです。笑
でも、それで全然いいんです。この時期に、ヨガポーズの修正をする必要は全くありません。
大事なのは、
ヨガって楽しい!
と感じてもらうこと。。
そしたら、この子供たちが大きくなった時、今の感覚を思い出して、きっとヨガスタジオに戻ってきてくれるから。。。
思春期。心と体がバラバラになっちゃったように感じた時、
きっと、呼吸が気持ちを鎮めることを思い出し、
ヨガポーズが呼吸と体を一体化する気持ちいいことだと思い出し、
リラゼーションが、本当の自分に戻りエネルギーをチャージすることを。
そしてクラスの最後のリラクゼーションは、ヨガマットの上で目を瞑り仰向けに横になります。
その子は、ヨガマットの上に横にはなりましたが、ゴロゴロして全く落ち着かずでした。
ゴロゴロ、モソモソ動き続ける子は、リラックスすることに慣れてないか、私の気を引きたいのです。
だから近くへ行って、足や腕を少し持ち上げて軽く揺すってあげて、体の力を抜けさせてあげます。
うつ伏せの方が落ち着くなら、うつ伏せで寝るように声をかけます。
そして仰向けの場合は、手のひらを上にしてそっと手のひらをさすりながら手を開いてあげます。
モソモソしていても、他の子供にちょっかいを出していなければ、放っておきます。
他の子供にちょっかいを出していたら、少し離れたところに移動させます。
そして最後、起き上がって挨拶をしてヨガクラスが終わります。
すると、クラスの後、その子が私のところに来て、
「今度いつ来てくれるの?」
「今度またあのゲームやりたい。」と言ってきたのです。
そう、傍目から見たら、その男の子はヨガに興味なく、さぞつまらない時間だったんだろう。と映ったかもしれません。
でも、実はその子はその子なりに、ヨガの時間をとても楽しんでいたんです。
だから、もしあなたのヨガクラスで、子供たちが落ち着かなくて、
ヨガクラスが、地獄絵図?笑
のようになっても、安心してください。
みんな、それぞれの形でヨガを感じてくれています。
ヨガマットの上にいることは大事なことではありますが、もしヨガクラスに参加できなくても、それがイコール、ヨガに興味がない。と言うことではないのです。
子供は見ています。しっかり感じています。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ゆき