子供の叱り方。失敗を成功に変える魔法。
あなたは、子供の頃、「いい子」でしたか?
「いい子」にはあまりなれなかったけど、「いい子」になろうって頑張ってましたか?
「いい子」ってなんでしょう。。。。
誰にとっての「いい子」?
小さい頃から、親や先生、近所のおじさん、おばさんから、
何かができた自分に対し、かけられる言葉は、
「よくできたね!いい子ね〜。」でした。
そっか、「いい子」にならないといけないんだ。
「いい子」になれば、みんな自分を愛してくれるんだ。って。
だから、子供たち、私たちは、「いい子」になろうって、いつも頑張ってきたんですよね。。。
それと同時に、「失敗してはいけない。」という気持ちも芽生えるのです。
なぜって、失敗するのは「いい子」じゃないから。。。
そして、常に失敗しないように頑張るのです。
でも、学びの多くは、失敗の中にこそあるように思います。
最近、億万長者や多くの著名人の本を読んでいると、みんなが口を揃えて言うことに、
「失敗を恐れるな。」「失敗8回。成功2回。」でも、この4対1の成功確率なのだから、
2回しかチャレンジしなかったら、成功率はゼロ。
でも、5回試したら、絶対1回は成功する。
その成功が大きい。そしてその4回の失敗であなたは大きな学びを得ると。
だから失敗を恐れるな。
と言うのです。
じゃー、子供達に、どう声かけしていけばいいのか。。。ってことですよね。
何かができた時、「すごいねー。よくできたね。」
と声をかける。
それよりももっと大事なことは、
子供が何か失敗した時、、、。
例えば、小さい子なら、ジュースをこぼしたとか、
小学生なら、テストで悪い点数を取った時とかに、
「何やってんの。ちゃんとコップ見てないとダメでしょ!」や、
「こんな点取ってたらいい大学いけないよ!もっと勉強しなさい!」と怒るか、
それとも、
「ジュースこぼしちゃったね。今度はちゃんとコップ持とうね。」
「自分がわかってないとこがどこなのか分かったんだから、それを今から勉強すればいいね。」
と言えるかどうか。。。
ウーン、その現場にいて、冷静にそんな言葉を言えるかな。。。って思いますよね。
自信ないですよね。。
私も自信ないです。。。
本当は、子供のことが超心配で、うちの子大丈夫なのかな?
もしあなたが先生だったら、この生徒ホントに大丈夫かな?って思って見てるから、
つい、本音が出てきちゃう。
「いい子」じゃないと、この子ダメになっちゃうかも。。って。
でも、ダメになんかならない。
絶対、ダメになんかならないんです。
目の前にいる子は、大丈夫。
絶対、大丈夫なんです!
だからジュースをこぼしても、テストで悪い点を取っても放っとけと言うのではないですよ。
そこに、あなたの「怒り」の感情をくっ付ける必要はゼロだと言うことです。
ただ、その起こった事実を見て、その対処法を教えてあげればいい。
「それだけ」です。
こう言う声かけをされてきた子供たちは、
失敗を恐れなくなります。
そして、失敗することを恐れないから、どんどん失敗していきます。(笑)
でも、その中からとても沢山のことを学び、そして4対1の確率で、大成功もしていくんです。
あなたが、自分の子供や生徒が、小さな枠でそつなく生きる、ロボットのようになって欲しいなら、
失敗したら、それを責めて怒ればいい。
でも、もし、あなたが、子供たちが自分たちの持つ可能性を最大限に発揮し、成功して欲しいと願うなら、
子供たちが失敗した時にかける言葉にこそ、愛情をかけてあげてほしいと思うのです。
でも、私は、わかりません。
白いカーペットに鮮やかなオレンジジュースをこぼした時に、
「こぼしちゃったね。じゃ、雑巾で拭けばいいね。。」なんて、冷静に言えない。。
そんな時、私は笑います。
子供をからかって笑うのではなく、
「こぼしちゃったね。。」って、「子供と一緒に」、起こったこと自体を笑っちゃうんです。
最初は、訓練が必要かもしれないです。。。
白いカーペットがだんだんオレンジ色に染まるのを眺めながら、あなたの心は、鬼のように煮えたぎっているかもしれません。でも、顔は引きつりながら笑えばいい。。。
その引きつり笑顔を8回したら、9回、10回目には、本当の笑顔で子供と一緒に笑える日がやってきます。
そう、あなたは大丈夫。
いい子じゃなくて、大丈夫。
あなたはあなたです。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
素敵な1日を。
ゆき